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【考察】クソ客から学ぶ男の性教育

クソ客とのおもいで

SNSを見ていると、日々クソ客の相手をしている風俗嬢がたくさんいることがわかります。私は運よく、そこまで多くのクソ客とは出会いませんでした。

 

でも中には、「まじでやばかったな…」というお客さんとちょこちょこ邂逅しました。

 

 

今回の記事の文脈に合った例を中心に、何人かのクソ客を振り返り、クソ客の生態を紐解きたいと思います。思い出すだけで体調が悪くなる。

 

1.「風俗嬢は妊娠しないでしょ」おじさん

デリヘル時代のお客さんです。ゴムなし本番行為の打診をされたので、やんわり断るとこのような発言が。

「いやなにそれー(笑)」と笑って返すと、「は?そうだろ?」と真顔で詰められたので、「あ、“まじの人”じゃん…」と悟りました。

 

このお客さんは確か50代だったと思います。物心がついて、性教育を受けはじめた時期を逆算して考えると、だいたい40年くらい、この考えを正しいと思って生きてきたのでしょう。

 

 

ちなみに、ヘルスは本番禁止ですからね。本番したいならソープに行こう。

 

2.絶対連絡先聞き出しおじさん

要は、お店を通さずに、プライベートでのつながりを求めてくるお客さんです。

 

かつて、40代くらいのお客さんで、「連絡先を聞くまで金は払わない、帰さない」と激高された方がいました。最終的に暴れだしてしまい、ピクル戦のときの列海王みたいだな、と思いながら眺めていました。

 

 

「お金を払ったのだから」「もっと仲良くなりたいから」と、さまざまな理由でプライベートに踏み込もうとするお客さんがいます。そして多くの場合、こちら側(風俗嬢)の意志が尊重されることはありません。

 

3.母親の遺影プレゼントニキ

 

これはまじで今も謎。

 

 

デリヘル時代に、20代のおにいさんのご自宅にお邪魔したときの話です。リビングのテーブルにお母さんの遺影が立てて置いてありました。

その時点でけっこうヤバな状況だったのですが、プレイ後に「いる?」と、その遺影を真顔で差し出してきました。

 

営業スマイルで「いらない」と言えた自分をほめてあげたい。怖くて泣いちゃうとこだった。

 

これはクソ客というか、ただの洒落怖です。

 

 

この話は自分の中でテッパンの怖い話なのですが、アウターヘイヴン店長の金太郎は、元カノに自分の遺影をプレゼントしたことがあるそうです。人のすべらない話を超えてくるなよ。

詳細は本人に聞いてください。私は知りません、怖いので。

 

 

エピソード3とマジキチ店長の話は一旦忘れて、エピソード1と2のクソ客に焦点を当てましょう。

 

やはり、キャストである女性の意志を無視した「歪んだジェンダー観」訂正されることのなかった「不完全な性教育」が見えてきました。

そして、どちらも「自分本位なご都合解釈」に基づいている気がします。

 

また、おじさんと表現しましたが、2のタイプのお客さんは年代や容姿の優劣に関係なく存在します。もしかしたら、男性一般に共通する考え方なのでしょうか。

 

 

「男性一般に共通する考え方」と言うと、何事もジェンダーレスな考え方が求められる時代に、やや前時代的な発想かと思います。

しかし、ここではあえて「男性」だけで括って考えます。

 

それは、クソ客と「有害な男らしさ」がおおいに関係しているからです。

 

 

みなさんは、「有害な男らしさ」という概念があることをご存知ですか?

ここからは、男性が抱える問題を掘り下げ、いよいよ正しい性教育について考えていきます。

 

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