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処女がチャリで転んでマ○コ縫った話【外陰血腫除去術】

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処女がチャリで転んでマ○コ縫った話【外陰血腫除去術】

マ○コ縫った。

プロローグ

高校1年生の頃。

初夏の風が木々を揺らし、柔らかい日差しが降り注ぐ。まだ新鮮さの残る制服に身を包んだ私は、青春の真っ只中にいた。

だんだんと色褪せていく青春の記憶の1ページを、この機会に書き残そうと思う。

橋を渡り、坂を越え、森を抜けた先にある高校に私は通っていた。広大な自然に囲まれた通学路を、額に汗しながら自転車で通学していた。前方のカゴに入ったお弁当箱を揺らしながら、毎日毎日ペダルを漕いだ。

学校手前には大きな下り坂があって、坂の頂上から身を乗り出すと、自転車はぐん、ぐんとスピードを増しながら坂を下っていく。

頬を切る風が気持ち良くて、通学路の中でも特にお気に入りの場所だった。

ここでは、まだ転ばない。

登校する時はいつも友達と一緒だった。家が近所で、小学でも中学でも一緒だった友人だ。坂を下って森を抜けると、学校のある賑かな町並みが広がる。住宅地には急なカーブと、小さな橋が掛かっているため厳しい傾斜のついた場所があって

「ここ気を付けなきゃね。ガッタン、なるからね」

なんてお互いに注意し合って、笑った。

ここでも、まだ転ばない。

横転

私の高校生活は、そこまで忙しいものではなかった。通っていたのは勉強熱心な進学校という感じではなかったし、部活動も週に1回程度の集まりがあるだけだった。お昼を食べて、授業が終われば、あとは楽しい放課後の時間だ。

期末テストも終わったし、同じ部活動の子達と「カラオケでも行こうか」なんて言って、学校から少し離れたド○キを目指した。

この時、他の子達に合わせて私は自転車を押して歩くべきだったのだ。

暑い日差しが照りつけるなか、喉が渇いたので、自転車に股がりながら信号待ちをしている最中、私は水筒に手を伸ばした。

あの時、何の話をしていただろう。確か、ものすごくしょうもない話をしていたのだ。友達のうちの一人が、私がつま先立ちで水筒の水をちみちみと飲んでいる時に、ものすごく共感できる面白いことを言った。

「わっかる!!!!!」と友達の顔を見ようと勢い良く振り向いたその時。一瞬だった。

自転車のサドルから下半身が滑り落ち、私と共にバランスを崩した自転車の、ちょうど突起したストッパー部分に、マ○コが直撃した。

痛っっっっっっっっっっっっっっっっっっ

でえーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!

私の自転車のストッパーは、タイヤの左右から金属が突き出して、後ろから見ると金属のパイプが台形のようになっているタイプのストッパーだった。

自転車が横倒しになった時、そのストッパーの角ばった部分が、ちょうどマ○コに突き刺さった。

あまりの痛みに悶絶した。

水筒はアスファルトに転がり、その持ち主の私は口から涎を垂らしながら股間を押さえ、地べたでもんどりをうった。

友人たちは、一瞬の出来事に何が起こったか全く分からない様子で唖然としていた。

凄まじい痛みに思わず涙が出たが、

「えっ、何で転んだん??」
「ふつう信号待ちで転ばなくね??(笑)」

と、ちょっと面白がっている友達がいる手前、なんとか笑い話にしたくて必死に耐えた。

「見栄張ってチャリのサドル高くしすぎたわ~~!!!!運動神経悪すぎかよ~~!!!つってな!!!わはは!!!」

マ○コが痛すぎて歩くのもままならないくらいだったが、なんとか取り繕った。

自転車を起こして今度は乗らずに(と言うよりも、痛すぎて乗れなかった)友達と歩いたが、だんだん熱を帯びる股間に嫌な予感がして、コンビニのトイレへ駆け込んだ。

パンツを下ろすと、クロッチ部分に小さな血のシミがついていた。しかし、マ○コの部分にあまり変化はみられない。ほっとひと安心した。だがこの時、私は処女だったのだ。自分のマ○コの形をよくわかっているわけじゃない。そこが全くの盲点だった。

トイレから出てきた私の顔は真っ青だったようで、友人たちの態度は急変し、とても心配してくれた。遊ぶ予定は即座に中止となり、自転車にも乗れないので母に車で迎えに来てもらう事となった。

「あ、もしもしママ?…自転車で転んで、股間をぶつけて…うん、めちゃめちゃ痛くて自転車乗れないから、迎えに来てほしくて……」

こんな電話は二度としたくない。たぶん母親からしても、二度とされたくは無いだろう。

たまたま仕事が午後休だった母はすぐに迎えに来てくれて、友人たちはそれまで隣で付き添っていてくれた。

痛みに顔を歪めながら、身体をなんとか降り立たんで助手席に座る。母は友人たちに「いつもありがとうね。バカでごめんね、うちの娘」なんて言っていて、友人たちは「いえいえ」なんて言っていたが、よく見ると笑いを堪えていた。

なにわろてんねん。

こちとらマ○コから血ぃ出てんねんぞ。

祈り

帰宅後、できるだけ安静にということで、母が用意してくれた氷枕を股に挟んで横になっていた。

時間が立てば痛みも治まるだろう…そう安易に思ったのが間違いだった。

可哀想に、殴打された私のマ○コは時間の経過でみるみる腫れていき

「ズクンズクン」

と股間の大きな鈍痛が身体中に響く。

あまりの痛みに自室のベッドで唸った。あんな痛みは、今後の人生でも経験したことがない。獣のような声で「ウーー!!!ウーー!!!」と唸りながら、壁に頭を打ち付けて痛みを耐えた。

たしか時刻は夜8時頃だった。帰宅してから数時間、痛みに耐え続けたが一向に良くなる兆しは無い。気が変になりそうだったが、尿意を催したのでヒイヒイ言いながらトイレに行ったが……

出ない????????

恐る恐る尿道付近を触ると、外陰部の向かって右側がパンパンに腫れていた

「まっ…ママーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!」

すぐさま大声で母親を呼び、駆け付けてくれた母親は私の股間に顔を近付け、悲鳴を上げた。

「なにこれ!!!!!!???」

すぐさま夜間病院に電話をし、診てもらう事となった。

急患で、股間を。

狂気、そして感謝。

数時間の痛み、尿意があるのに排泄が出来ない不快感、今後の身体への不安と、わざわざ夜間病院へ行かなくてはならない申し訳無さで目眩がした。夜間病院へ向かう間、母の車の後部座席に横たわってありとあらゆる負の感情に耐えた。涙が自然と流れ、頬の横をべちゃべちゃに濡らす。

ああ…何故あの時、自転車に股がりながら水を飲もうとしてしまったのだろう…何故あの時、なぜ友人の方を振り向いてしまったのだろう…悔やんでももう遅かった。だって私のマ○コはもう、取り返しがつかない程に腫れてしまっているのだから。

夜間病院についてからは、私は移動することも座ることも出来なかったため、ほとんどの時間を診察用のベッドで横になって過ごした。

運良く病院はがらがらに空いていて、全く待たずに診療を受けることが出来た。こんな夜遅くだというのに、医者も看護師も親切に対応をしてくれた。

母親がいる前で処女のマ○コを開け広げて衆人に見せる。どこかのエロ漫画でしか見ないような光景じゃないか。しかし、私も周りも真剣だった。

医者が一生懸命に診察をしてくださっている中、とうとう痛みと不快感が限界に達し

「とにかくオシッコがしたいんです!!!お願いします!!!」

私はエロ漫画のような事を言った。

どうやら私の股間には巨大な血だまりができているらしく、それが尿道を圧迫していて排泄が出来ない状態になっているそうだった。

確かに私のマ○コには、握り拳くらいある大きな腫れができていて、パンツの布が擦れるだけで患部の表面が燃えるように痛かった。

そして医者から、予想もしなかった結果を告げられた。

「今から、緊急手術をします」

この手術は、"外陰血腫除去術"と言うらしい。(自己責任で画像検索してもらうと、グロめの図解が見られます)

母が医者から、保険のことやら手術への段取りなどを聞いている間、女性の看護師たちが私をしきりに励ましてくれた。

「辛かったね。不安だったね。良く頑張ったね」
「すごく痛かったでしょう。よく頑張って耐えたねえ」

そんな気遣いもお構いなしに、「早くオシッコがしたい」こればかりをしきりに考えていた。涙は止め処なく流れていくのに、膀胱は一滴も水分を出せず今にもはち切れようとしている。この尿が目から出たらどれだけ良いだろう、と妄想することで何とか気を紛らした。

全ての感情が限界に達しそうになっていた。発狂し、頭をテーブルに打ち付け注射器をすべての血管に突き刺して自決したい衝動を必死で押さえた。

痛み止めの点滴を打たれながら手術室の準備が整うのを待ち、いよいよあと数十分後に手術ということになった。私と母が待つ病室に医者がやってきて、「最終確認」ということなのか、重々しく私達にこう伝えた。

「もしも術中に腫瘍が破裂してしまった場合、緊急の輸血が必要になります。」

安全な手術ですが万が一の事もあるので…と、真剣な表情で医者は告げ、同意書にサインを求めた。母は不安と心配のためか、ずっと私の手を握っていた。痛みも限界だったが、周りの大人達がどんどん深刻になっていく様子に、私もかなりやられてナイーブな気持ちになってしまった。

手術の数分前、

「ママ…産んでくれてありがとう…」

泣きながらそう告げていた。
母はその言葉に、嗚咽を漏らして泣いていた。

マ○コをぶつけただけなのに…。

___________________

手術は全身麻酔で行われたため、ほとんど寝ている間に終わっていた。

ただ、目を覚ますとそこは見慣れない病院のベッドで、私の腕には点滴、そして尿道にはカテーテルが刺さっていた。

医者と看護師が私の様子を見にきてくれて、

「無事に手術は終わりました。あとは安静にして、ゆっくり休んでね」

と優しく伝えてくれた。さらに、

「人体に溶ける透明な糸で塗ってあるから、縫い跡は残ったりしないから安心してね。いつかあなたがセックスをすることになっても、ちゃんと大丈夫だからね

と付け加えた。

私の処女マ○コは、無事にマ○コの形を保てたようだ。

ありがとう、マ○コ。

産んでくれてありがとう、お母さん…。

エピローグ

その後、私は2日間の入院生活を送った。

トイレでいきんだら血のかたまりが勢いよく排出されて失神したり、尿道に刺さったカテーテルのせいでオナニーが出来ずに悶々したりと色々あったが、身体は順調に回復していった。痛みも違和感も無く、ようやく酷い苦しみから解放されたと安堵した。

容態を確認しにきた看護師に、

「これでもう退院できるね。じゃあ、膣内の包帯、取ろっか」

と笑顔で言われた。

"膣内の包帯、取ろっか"?????????

なに…??それ???

「5秒くらいで終わるからね~、ここに掴まって力抜いててね~~」

そう言うと看護師は、おもむろに私の膣から3メートルくらいの包帯をグルグルグルッと光速で腕に巻き取り、膣内の包帯全てを引きずり出した。

どういう事?????

あまりの出来事に、心臓がバクバクいった。膣には謎の感触が残り続ける。

看護師はなんでもないかのように、私の膣から産み出された血塗れ包帯ボールを片付けて去っていった。

本当にあの出来事だけは、あまりにも理不尽で衝撃的で、何が起こったのかをちゃんと理解できていない。そして、膣内に何かを「出し挿れ」する事はあっても、「永遠に出し続ける」という感覚は、後にも先にもあれが最後だった。

こうして色々あったものの、私のマ○コは無事に新品同然(?)で帰ってきたのだった。その1年後に処女を失うこととなるが、この時の古傷が痛むことはなかった。綺麗に治してくれた医者に感謝だ。

これからも私は、このマ○コ苦楽を共にしていくと思う。でも、私達ならきっと大丈夫だ。

だって、あんな死線を乗り越えた仲なのだから。

みんなも、マ○コは大切に。

「女の股間も急所だ」

今日はこれだけでも覚えて帰って下さい。

ーーその1年後、学校のトイレでアナルから大量の血が吹き出し、痔の手術をする事になったのは、また別のお話……

fin

おすすめ作品紹介

男の惨め射精シーンのある映画5選

射精する時って、すっごく気持ちいいですよね。それが好きな人とのセックス中や、好みのオカズ見つけたオナニー中だったら、それは間違いなく「幸福」と呼べる状態なのではないでしょうか。

でも、いつも望み通りの状況、タイミングで射精ができるとは限りません。射精の瞬間にAV男優のケツに画面が切り替わったり、挿入を目前に志半ばにして射精してしまうなど、意図しない射精は枚挙に遑がありません。望まぬ射精もあるのです。

しかし、そんな望まぬ状況においても、射精は抗い難い快感を呼んでしまうもの。

筆者は手コキで射精した瞬間に手を離され、最後まで気持ち良くしてもらえない台無し射精や、ゴミ箱に直接射精して自分の遺伝子を否定された気分になる、などを嗜んでおり、

なんでこんな気持ちにならなくてはいけないんだ、という惨めさと、

それでも射精による快感に抗えない男という生き物のどうしようもなさに興奮を覚えています。

なんだか可愛くてえっちだなあと思うので、今回はそんな惨め射精に焦点を当てて、惨め射精シーンのみに注目して映画を紹介していきます。

※以下、ネタバレ感想込みになるので未見の方はご注意ください※

1.  『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』

1997年 監=庵野秀明 出=緒方恵美ほか

罪悪感射精

©️スタジオカラー

ご存じ、旧劇場版における冒頭のシンジの惨め射精。概要は省略。

精神崩壊したアスカの病室で、うっかり胸が見えてしまったがために我を忘れたシンジは、その場で自慰行為をしてしまう。

射精後、我に返ったシンジは手に付着した己の精液を見つめ「最低だ、俺って…」

分かり合う他者としての関係を望んでいるアスカを、ただ性欲をぶつけるために消費した。

この賢者タイムの圧倒的な自己嫌悪は、惨め射精映画を語る上で外せない場面の一つでしょう。

2. 『女王陛下のお気に入り』

2018年 監=ヨルゴス・ランティモス 出=エマ・ストーンほか

概要

あらすじ
18世紀イギリス、女王の側近であり親友のサラ(レイチェル・ワイズ)は、気まぐれで身体の悪いアン女王(オリヴィア・コールマン)を公私にわたって面倒を見ており、実質的な権力を握っていた。そこへ、貴族の地位に返り咲く陰謀を企てる没落貴族のアビゲイル(エマ・ストーン)が宮廷へやってきたことで、女王のお気に入りの座をかけた愛憎渦巻く戦いの幕が開く

監督は『ロブスター』や『聖なる鹿殺し』など奇想天外な作風ながら品のある画面作りで、好きものを虜にしてきたヨルゴス・ランティモス。

ほぼ毎作、性交渉がキャラの関係性を語る上で重要な役割を担っており、

今作も、女王のお気に入りになる為に一番有効な手段が女王と肉体関係になること、というのがポイント高い。

クンニをしたか、しなかったかの差でアビゲイルが一歩リードするところメチャクチャ笑えます。

初夜台無し射精

クンニや内偵を駆使してただの女中から成り上がっていったアビゲイルは、貴族のサミュエルと結婚することになる。

サミュエルは結婚初夜に性行為を迫るが、アビゲイルはライバルのサラの動向に頭がいっぱいであり、服も脱がないまま、相手を一瞥もしない手コキで射精させる。

©️フォックス・サーチライト/20世紀フォックス

結婚初夜に相手に見てももらえない射精をする、なんて惨めなんだろう。

この映画でエマ・ストーンが好きになりました。

3.『アメリカン・パイ』

1999年 監=ポール・ウェイツ 出=ジェイソン・ビッグズほか

概要

あらすじ
アメリカ、ミシガン州。高校卒業目前の童貞4人組は、周りに先を越されている焦りから「高校卒業までに童貞を卒業しよう協定」を結ぶ。※素人限定。どの娘を初体験相手に目星をつけるか、どう自分磨きをするか、やらせてくれない彼女をどう口説くか、各々が最終目標をプロム(卒業パーティ)の夜へと定め、果敢な挑戦が始まる! 

連続先走り射精

女慣れしてない童貞の挑戦は、男になるか、一生のトラウマを抱えるかの瀬戸際を突き進む行為である。

クラスメイトの女子と自宅での勉強会イベントにこぎつけたジム。

自室にWEBカメラを仕込み、友人に向けて生配信しようとするが、誤って全校生徒に配信されてることに気づいていない。そんな中、ムラムラしている女の子の積極性が手伝い、突然セックスムードへと突入する。

しかし童貞、手を撫でられただけでイッてしまう

©️ユニバーサル・ピクチャーズ/日本ヘラルド映画

全校生徒はため息と嘲笑を向けるが、ジムは食い下がった。

「予備弾がある。頼むから帰らないで」

思いがけないリザレクションに全校生徒が湧く中、ジムは初めて女性器を触る。

©️ユニバーサル・ピクチャーズ/日本ヘラルド映画

またイッた

翌日から尋常じゃないくらい笑いものにされたことは言うまでもない。

挿入前射精は特段珍しいものではないが、連続して二発という回復力をもってしても失敗した点と全校配信という惨めポイントは特筆するべきだろう。

4.『ドン・ジョン』

2013年 監=ジョセフ・ゴードン=レヴィット 出=ジョセフ・ゴードン=レヴィット、スカーレット・ヨハンソンほか

概要

あらすじ
スーパープレイボーイの主人公ジョンは、セックスはセックスとして、エロ動画を見るのをやめられないネットポルノ中毒。現実でどんないい女とセックスしてもポルノ以上の興奮を得られない。そんな中、ワンナイトを断られた美女バーバラ(スカーレット・ヨハンソン)に近づき、一ヶ月以上性交渉をしない健全なお付き合いを始める。はたしてその初交渉はポルノの興奮を超えられるのだろうか…。

本作、惨め射精描写は置いといて、序盤ナメて観てると意外な刺さり方をして死にます。一方的な行為と双方向の行為の違い、オナニーとセックスの差異を通して“無心になれる快楽”の本質を描き出している。1日一回はネットポルノを漁ってしまう人間は必見。

ズボン越し約束させ射精

ジョンはバーバラと付き合い始めるが、「まだ早すぎる」と言い一向にセックスさせてくれない。バーバラはジョンの性欲を巧みに利用し、ジョンを自分好みの男に育て上げようとする。

©️レラティビティ・メディア/KADOKAWA

彼女の部屋の目の前まで来て、キスと布ごしの腰振りでお預けされるジョン。

もう射精したそうなのをすかさず感知し、バーバラは「(今の職業じゃ人に紹介できなくて嫌だから)夜学校に通ってくれ」とこのタイミングで契約をふっかける。

ジョンは射精のことしか考えられないので当然イエスと言うほかない。

男の目先の射精欲を利用した、非常に巧みな教育法だろう。

©️レラティビティ・メディア/KADOKAWA

ズボン越しに射精したまま、家にも入れてもらえずマンションの廊下に放置されるジョン。

後先考えない射精のあとには、目を背けたい現実が待っているものだ。

5.『ザ・マスター』

2012年 監=ポール・トーマス・アンダーソン 出=フィリップ・シーモア・ホフマン、ホアキン・フェニックス、エイミー・アダムス

概要

あらすじ
第二次大戦後のアメリカ、復員兵のフレディ(ホアキン・フェニックス)はアルコール依存症で突然暴力をふるう壊れた人間。謎の密造酒を作ってはトラブルになり、仕事を転々としていた。そんな中、類まれなるカリスマ性を持つ新興宗教の教祖ドッド(フィリップ・シーモア・ホフマン)と出会い、惹かれ、彼に付き従うようになる。しかし、フレディの暴力性によるトラブルは、次第にドッド以外の人間からは疎まれるようになっていく。

今作、まず押さえておきたいのが肉体関係こそないが、同性愛的な関係を描いている点。

荒ぶる狂人であったフレディは、ドッドをけなした人間に暴力を振るうなど何度もトラブルを起こすが、宗教のメソッドによる自己をコントロールする修行を通して、疑似家族的な居場所を得る。

同時に、ドッドも自身が提唱しているインチキ催眠療法が確かなものだと正当付けるためにはフレディが最高のモデルケースであり、自身が指導者(マスター)である自我を成立させるための重要な存在であったりと、両者は非常に共依存的な関係を築いている。

そして、その関係を疎ましく思っているのがドッドの妻ペギー(エイミー・アダムス)であり、この三角関係が映画の肝になっている。

手コキ戒め支配射精

ある日パーティで、ドッドはフレディの作った密造酒で楽しそうに酔っぱらって踊っていた。

そのシーンの直後、ドッドが洗面台で顔を洗っていると背後からペギーが出現し、突如手コキを始める。

「私が知らないところだったら何してもいいわ。でも、その妙な考えだけはパンツの中にひっこめておきなさい。イキそう?」

「ああ」

「イッていいわ あの妙なお酒はやめて」

「やめる」

ドッドはうめき声を出しながら射精し、ペギーは手を洗って去る。

©️ワインスタイン・カンパニー/ファントム・フィルム

どういうこと????????

難解な作中でも屈指の謎シーンである。ペギーの言い方からして、見てないところなら浮気してもいい、と言っているし、別にドッドも浮気をしているわけじゃなさそう。では“その妙な考え”とは何のことを言っているのか。

おそらくこれはフレディとの関係のことであり、女性との関係より同性愛的関係への危惧から手コキによって戒めたのである。

前述したドン・ジョンと同様、これは男の射精欲を逆手に取った巧妙な交渉法である。

同時に、このシーンだけでペギーはドッドを完全に支配しており、実質組織の影のフィクサーであることを示し出している。すごいシーン。

男の射精を支配することは、男を支配できることと同義なのだ。

2022年4月現在アマプラで配信中!

男にYESと言わせたいことがあったら、射精直前に言ってみよう

座談会

【ご挨拶】OUTER HAVENについて

真の多様性を目指すメディア、アウターヘイヴン、ついに始まりました。
私はイメージキャラクターのヘイヴンちゃんです♪
それでは座談会形式で、このメディアについての解説をしていただこうと思います。

まず、それぞれ自己紹介と意気込みをお願いします。


こんにちは!!

オーナー/ライターのサスケです。自分大好きハッピー野郎です。世の中変えたいとか社会的メッセージとか微塵もないってばよ!好きなことばかりしてたらこうなっちゃた。てへぺろ。

店長/ライターの金太郎です。持ち前のポンコツさを見出され店長に抜擢されました。こんな奴がいるなら安心って思ってもらいたいです。

スタッフ/ライターの砂糖まこです。感じやすくてイキやすいのに感じやすくて生きにくいタイプ。根はポジティブです。

OUTER HAVENってなに?

名前の由来はなんですか?

外側の安息所(避難所)って意味で、疎外感を感じてる誰かの心の拠り所になったらいいなと。

ゲームのメタルギアソリッドで同じ名前の用語ありませんでした?

好きすぎてパクりました。

名前決める打ち合わせしてる時、これしかねえ!ってなって。小島秀夫監督には足を向けて寝れません。

なんで始めようと思ったんですか?

多様性が求められる社会って良く目にするけど、現実は社会的に受け入れるべきものとそうでないものの間に分断が生じてて。この流れは歴史的にみて多様性の受容が国や企業に主導権がある以上、止まらないしどうでもいい。
ただ、OUTER HAVENっていうWEBメディアとBARっていう小さなコミュニティの中でだけそういう形だけの“多様性”みたいなのじゃなく文字面通りの多様性の受容をやりたいなと。

ひとつのユートピア構想ですね。

コンセプトを一言で教えてください。

真の多様性を目指すメディアです。簡潔に言うと「個性を楽しみ他人を尊重すること」。

どんなWEBメディアになっていくの?

WEBメディアの特色を教えてください。

認知の進んでいない事柄やエロ、概念に光を当てて記事にします。
匿名なら人に知られてもいいよって賛同してくれる人とは座談会開きたい。
あとは個性的な3人のライターが好きなことについて語ったりするオナニーみたいな記事とかおもしろ企画を考えてます

1人面白いって思ってくれたらいいや、くらいの気持ちで気軽に書きます。

お店で発生した面白い話とかも、お客さんに許可がもらえるなら記事にしていきたいですね。

読んだ人がこういう人もいるんだって知るきっかけになったり、私だけじゃなかったって安心できたら良いなと。

企画募集もしてるので、「こういう記事が読みたい!」「これについて調査して欲しい!」などあったら投書箱の方に投稿お待ちしております!

どんなバーになるの?

バーのジャンルとしては何にあたるんですか?
マイノリティバー?ハプニングバー?

既存のジャンルの中だとこれ!っていう枠組みがなくて。強いて造語で言うなら多様性バー?なんかしっくりこないんで、良い案がある人は教えてほしい。

少なくともハプバーではないです。

WEBとは違うバーの特色を教えてください。

WEBメディアの弱点があって、それが実感の薄さ。
情報として知ってるだけじゃ実感ってなかなか得られなくて。

というと?

自分が小さい頃テレビのおかまタレントを見てた母親がぼそっと、「他人がゲイなのはいいけどあなたがゲイなのは受け入れられない」って言われたんだよね。

本来の多様性の考え方って、直に触れ合って自分に置き換えて考えてみた時に自分も変わりうる可能性があることであって、今みたいに他人事として棲み分けすることではないと思ってる。
だから実感を得やすい現実としてのお店が必要だなと。

フィジカルな面で実感を得られるためのお店ってことですね。

でも正直、社会に対して訴えかけたいとか、変えたいとか全くないんだよな。

ないない、世の中なるようになる。

そりゃそう。

ないんだ。

あくまでも個人の中で、価値観が変わったりとか仲間を見つけて安心できたりとか、そういうものが残せたら良いなとは思ってますね。

これからの企画について

最後に、これから具体的にどんな企画を考えていますか?

WEBの方ではさっき話したように記事を上げていくつもりで、
お店の方では「同じ趣味嗜好・性癖を持つ人同士を繋げるサービス」を展開するよ。

変態特化型のマッチングサービス?

マッチングサービスとはちょっと違うかな。あくまで別の日に来店した同じ趣向と出会いたい人同士をお店側が仲介して日程を決めてお店で会うイベントとして組んで、当日出会えるようなサービス。そしたらそれ見た同じ趣向の人も来るかもだしその趣向に興味のある人も来てみんなで楽しい時間を過ごせるかなと。詳細は近日公開します。

もちろんエロだけじゃなくて、趣味とかの面でも繋がれるようにしたい。コアな漫画のファン同士とかね。
基準としては「日常生活で、同じ嗜好をもつ人と3人以上会ったことがない」くらいの人が仲間を見つけられたら良いなって。スタッフの独断と偏見で面白そうなものも採用するけど。

あとは、わら人形釘打ちサービスとか考えてます。

初体験が兄妹の人とかオープンマリッジ夫婦とか集めてイベント組みたい。

1日赤ちゃん

何言ってんの?

これらはcoming soon…って感じで ケケケ…。

OUTER HAVENをよろしくお願いします!

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